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治療の決定

治療の決定は自分が行わなくてはいけません。

主治医の先生は病気の状況を説明し,最善の方法を提示してはくれますが,
最終的に決めるのは自分です。

私の癌は,グレーゾーンです。リンパ節に3個転移していました。
『転移』という所が一番気にかかります。

「転移4個以上は絶対だけど・・以前は1個でも転移があると化学療法をしていたよ・・」
「3個というのは微妙だね・・・」
「再発のリスクを考えると,今出来る最善の治療をした方が・・・」
「今は,完治をめざす治療だけど,再発したら延命治療しか出来ないよ。」
「再発したときに,あの時治療しておけば・・・と後悔しないためにも・・・」
「自分の妻なら,絶対にやらせます!」

とK先生は,『化学療法』薦めます。

以前は,外科の先生が手術以後の治療もすべて担当していたそうですが,
今は,『チーム医療』という形で沢山の先生が関わっています。

『臨床腫瘍科』の先生の話も聞きに行くことにしていました。
腫瘍科に向かいます。
紫のゆったりしたソファーが並んだ,落ち着いたロビーで待ちました。

臨床腫瘍科のD先生も,私の症例はどちらを選択するか判断に迷うケースであること,
再発のリスクは高いので化学療法を選択する方が望ましいことを話してくださいます。

「どうされますか・・・・」

と観音様のような穏やかな顔で,じっと待っておられます。
不安だけれど・・・・やることを選択するしかありません。


どんな治療をしても,『絶対に治る』ということはないのかもしれません。
でも,そのとき最善だと言われた治療をやらないで再発したのと,
最善な治療を行っても再発したのでは,違うような気がしました。

後悔しないためにも,今の事態を受け入れることにしました。

私のモットーは
『最善を尽くす・・・でも,結果は受け入れる』でしたから・・


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命の確率

2010年3月12日

今日は,『化学療法』をどうするかを決めなければいけません。

Aduvant! Online(アデュバント オンライン)というのは,沢山の癌患者のデータを元に,
10年後の生存率や,再発率を数値として導き出すソフトです。

データーの時代です。
コンピューターが『生きられる確率を』出してくれるのです!

年齢,癌の性質を入力すると10年後の『生存率』『再発率』が

①治療を何もしなかった場合
②ホルモン療法のみ行った場合
③化学療法のみ行った場合
④両方の治療を行った場合

と,4つに分類して,打ち出されるのです。

私の場合は

10年後癌で死亡する確率
①16.7% ②11.8% ③11.6% ④8.2%

10年後の再発率
①36.4% ②18.3% ③24.3% ④12%   と出されました。

この確率を,どう考えたらよいのでしょう?

数%の事なら,副作用が強い,辛い『化学療法』はやめるのでしょうか・・・
1%でも可能性があるなら,すべての治療をやるべきなのでしょうか・・・



癌には顔がある!

2010年3月10日

診察のため,病院を訪れると,病理検査の結果が出ていました。

癌には色々な性質があるのです。
自分の細胞が突然変異でがん細胞に変化してしまうわけですから,
癌はその人独自の顔を持っているのかもしれません。


・ER(ホルモン受容体があるか) 
・HER2(HER2タンパクが乳癌の増殖に関与しているか)
・MIB-1(増殖スピード)
・腫瘍の大きさ
・リンパ節転移の数
・核異型度

などの項目ごとに,説明を受けました。

これからの治療はどうなるのでしょう。
乳房温存手術をしているので,『放射線治療』は必ず受けます。
ER(ホルモン受容性)プラスの性質を持っているので,『ホルモン剤による治療』も可能です。


問題は,『化学療法』です。抗癌剤による治療が必要なのか?という所です。

私の癌は,グレーゾーンの顔を持っていました。
「絶対に,化学療法をしなければならないケースではないけれど・・・」
「リンパ節に3つ転移があるし・・・」
「判断が難しいケースだねぇ・・・」
と先生も言われます。

「生存率と再発率が分かるソフトがあるので,腫瘍科の先生とも相談してみましょう」

「生存率!?」「再発率!?」
という言葉を聞くと,ドキッとします。


2日後に来院する予約をとり,帰宅したのでした。
自分でも,もう少し調べてみなければいけません。

がんサロン

診察の時,K先生から『がんサロン』のチラシをもらいました。

「癌=怖い病気」

というイメージがあるので,初めに聞いたときは,サロンという言葉に違和感がありました。

今回のサロンのテーマは「アロマテラピー」です。
診察でせっかく病院に来たので,参加してみることにしました。

「ほとんどが乳癌の患者さんだよ」
と先生が言われていましたが,明るい空気にびっくりです。
30代位から70代位の方まで,癌を患っているとは思えない明るさです。

講師の先生のお話を聞き,自分の好きな香りのエッセンシャルオイルを選びました。
20mlのホホバオイルにベルガモット3滴ととラベンダー1滴をたらします。
柑橘系のさわやかな香りです。
二人一組になって,ハンドマッサージの実践です。
ペアになった方は,今抗癌剤による治療中とのこと。小学生,幼稚園の子どもさんがいるので大変です。
「ずっと気分が滅入っていたけれど,最近ヨガを始めて少し元気になった。」
と話してくださいました。

私は,これから,どんな治療を始めるのでしょう・・・
まだ,『検査の結果待ち』の宙ぶらりんの状態です。

こんなに元気にしていられるのか・・・?
化学療法の副作用は・・・?
仕事は続けられるのか・・・?
治療の期間は・・・?

聞いてみたいことがたくさんありました。

がんサロンには,先生や看護士さんも参加されていました。
検査・診察や治療だけでなく,学習や交流の場にも出ておられることに驚きました。

臨床腫瘍科の看護士Kさんと隣の席になったので,思い切って質問をぶつけてみました。
特に,気にかかっていた化学療法について,詳しく話してくださり,抗癌剤治療のイメージを持つことが出来ました。

副作用への対応も年々進歩していること
ずっと苦しいわけではなく,個人差はあるが数日であること
髪が抜けても,ウィッグでおしゃれを楽しんでいる人が多いこと
体調に合わせて,仕事も続けられている人もいること・・・・

など,不安いっぱいの私に,丁寧に語りかけてくれます。


アロマの香りと優しい言葉に包まれて,少し気持ちが楽になりました。

病院では,月に1度『がんサロン』が開かれているのですが,
副作用の出る日の関係で,その後参加できていないのが,残念です。


同じ病気の人と話すと,元気をもらえます。
だから,『サロン』なのでしょう。













退院して

2010年2月26日

「すべての検査結果が出るのは,2週間後です」

退院許可が出て,10日の入院を終え家に帰ってきました。
入院していると『病人』になってしまっていましたが,
家に帰ると,いつもの自分に戻ったような気がします。

体は・・・思うようには動きませんが,あせらずゆっくりです。

『病気』になったのは変えることの出来ない事実ですが,
『病人』になりたくない・・・と思っていました。

ドレーンを抜いてもらうと,外に出せない浸出液が溜まります。
左胸は,見事に腫れてきました。
重くてだるいので,通院で抜いてもらいます。

2週間の間に,5回病院に通いました。
注射器で針を刺すと,70ccから100cc位の液が抜けます。

家では家事をし,時々通院しながら,検査結果が出るのを待ちました。





2月は鬼門?

学級担任をしていると,日々色々な事件が起こります。
小さいトラブルは日常茶飯事で,その日のうちに解決できます。

しかし,なかなか手ごわい厄介な事件も起こります。
今までの厄介や事件は,なぜか「2月」に起こりました。

・Jリーグチップスばら撒き事件
・あわや山火事!事件
・宿題プリント教室から消える!事件
・みんなで吸えば怖くない!事件
・連続?骨折事件
(あくまでも・・・私個人の勝手なネーミングです)

2月というのは,学年のまとめの時期で,本来学級は落ち着いているはずです。
でも,最後の一歩という所で,つまずいてしまうのです。
学年末のゴールが見えてくる頃なので,自分の気持ちが緩んでいるのかもしれません。


今回の私自身の大きな事件も2月でした。

Appendix

プロフィール

みゅーじっくT

Author:みゅーじっくT
小学校の音楽教師です。

ちょっとメタボのターリンと二人の娘,愛犬?の4人と1匹の家族です。

2010年2月に『浸潤性乳管癌』と診断され,左乳房温存手術と腋窩リンパ節郭清を行いました。

日々の思いを綴っています。

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